栗を美味しくいただくために

栗も最盛期を迎えました。栗は地面に落ちた瞬間から虫さんの餌食になります。鬼皮といって外のツヤツヤしたところから入って渋皮にむかい中の実に侵入。
虫は別に食べても害はないのですが、虫食いのところは何故か苦くてまずい。
もしかしたら虫さんが生き残るため、僕が入っているとまずいから食べんといてね。と栗を食べる動物たちに教えているのかも。確かに虫食いは苦い匂いがします。虫さんの、生き残り戦略ですね。
さて栗拾いというように栗は落としてから拾います。落ちてしばらくしたものは必然と虫さんの餌食に。なので栗拾いは栗農家さんの細い手入れの栗拾いのおかげで美味しくいただけます。
といっても
100%は無理。
栗を常温で何日間か置いておくと、虫さんが移動して近くの栗を食い荒らしていきます。そこで虫さんの拡散を防いで落ちたての栗をより美味しくいただく方法をご案内。

3通りあります。
一つはスーパー等で売っている殆どは煙で燻す燻煙
もう一つは海水と同じ濃度大体5%の塩水に18時間ぐらいつける。
もう一つは2度から0度のところで保存する。
簡単なのは0度から2度での保存ですがなかなかチルド室でないとそこまで冷えてないし。というこで塩水で虫さんを除去。


朝採りを直ぐに塩水につけても


18時間後にはこんなのが塩水の下に落ちてました。
やっといてよかった。


後は水を軽くきって

新聞紙に包んで冷蔵庫に約2週間ほど保存。その間にでん粉が糖分に変わって甘い栗になります。

レストランの前菜の一品として栗の渋皮煮をお出ししています。
今は9月の出始めに作ったものをお出ししています。
コースのパスタの代わりに栗ご飯をご要望の方はお気軽にご予約の際にお申し付けください。

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